珍妙な制作物 2017

A Fool

Lyrics
Napue
Music
Napue
Duration
07:31

This song is using VOCALOID 4 RUBY.

It's very ambiguous and alluring
Although everyone asks for it at one time
most persons cannot gain it
Almost all persons accept
the bitter result and praise it moreover
A dream is very splendid and everyone should aim at it
"A dream maybe comes true sometime"
"The dream undoubtedly comes true sometime"

A one person accepts it without question at all
He does not know that it will be after turned into a misery

A fool dreams for a long long time
without doubting even oneself
He believed the dream
He tried to the dream
and was taken prisoner of the dream

It's very beautiful and cruel
There is hope and despair so as to overflow into it
Many people forget away not realizing finally
However as a result it is happy and very wise choice
The ordinary person should be living suitable for an ordinary person

Those who realize it halfway sometimes come out
But he has not even imagined it curses himself

A fool dreams at still a happiness
doesn't know he's walking to the ruin
He envied the dream
He obeyed the dream
and was addicted to the dream

If he admits that his own choice was an mistake
everything will break

Hence a fool dreams till just death
So he was charmed with the dream
He longed for the dream
He loved the dream
and sacrificed himself for his dream

Nevertheless nobody can declare that his life was in vain

日本語歌詞イメージ

それはとても曖昧模糊でいて蠱惑的なもの
誰もが一度は求めて已まず
大部分の人はそれを手にする事は出来ないが
殆どの人はそれを受け入れて尚礼賛する
夢はとても素晴らしいもの 目指すべきもの
「夢は何時かきっと叶う」
「夢は何時かきっと叶う」

それを鵜呑みにしてしまう者がまた一人
後にそれが不幸を齎すものになるとも知らず

愚かな男 自分すらも疑う事を知らず
醒めない夢をみる
彼は夢を信じ
夢に挑み
そして夢の虜囚となった

それはとても美しくもあり 恐ろしくもあるもの
それには溢れんばかりの希望と絶望が内在している
多くの人は結局実現させないまま忘れ去る
しかしながら 結果的にはその方が幸せで賢明な選択だ
凡夫には凡夫に相応しい生き方がある

だが時折 それを中途半端な形で実現してしまう者が現れる
それが自身を生涯呪い続けるものになると想像だにしないまま

愚かな男 破滅への道を歩んでいるとも知らず
未だ幸福な夢をみる
彼は夢を羨み
夢に従い
そして夢に溺れた

ここで自身の選択が誤りであったと認めてしまっては
何もかもが消えて無くなってしまう

それが故に 愚かな男は死に瀕して尚 夢を視続ける
彼は夢に魅せられ
夢に焦がれ
夢を愛し
そして夢に殉じた

しかしそれでも
彼の人生が無意味なものであったと断言する事など
誰一人として出来はしないのだ

Liner Notes

やぁ、Napueだ。これを書いてる今はすっかり暖かくなってきたけど、今回届ける曲は久し振りに凍てつく様な寒々しいヤツだよ。

この『A Fool』のアイディアは、前作『Red Zeal Like an Apple』が殆ど完成した頃に思い浮かんだんだ。リリースするタイミングはきっと4月になるだろうから、タイトルは4月に因んだものにしようと思った。……4月と言えば「エイプリルフール」だろ? なのでそこからアイディアを膨らませていった。だから歌詞の方向性もほぼ同時に決まった。曲の全体的な構成でも悩む事は全くなくて、すんなり決まった。

改めてこの"fool"という言葉を辞書で調べてみると、よく知られている「愚か者」の他に「達人」や「名人」と言った意味もある事が判ったんだ。正に「馬鹿と天才は紙一重」とはよく言ったものだと思うね。そこで何時までも夢を追い続ける者の悲哀について書くことにした。口先だけで何もしないのは論外だけど、全てを投げ打って心血を注いで取り組んでも尚一歩及ばず、成功を収める事無く消えていった者は、何時の時代にも色んな所にいると思う。例えばファン・ゴッホなんかはその代表例だろう。不幸にも時代が彼に追い付いていなかった。

初めに書いた通り、この曲は歌詞で扱うテーマも最初の段階で決まっていたので、曲と歌詞の内容がとてもマッチしたものになったんじゃないかと思う。
例えばヴァース部分で歌詞は「夢」について触れている訳だけど、曲も何だか夢の中に居る様なムードがある。
また、終盤のギター・ソロはやたら長くて「いったい何時終わるんだ?」と感じるかも知れないが、それは正に我々が夢を追っている人を傍から眺めている時のそれなんだよ。
後の解釈は聴いた人それぞれに委ねたいので、全てについて子細に触れるのは避けるよ。俺もこんな思い切った生き方をしてみたかったとは思う。

前回の『Red Zeal ~』で、英詞でもなんとかやっていけるという手応えを掴んだんで、今回はそこから一歩進んで、コーラス部分をキャッチーなものにしたいと考えた。それは十分達成出来たんじゃないかと思う。歌詞を詰め込むのにはなかなか苦労したけれど。それとC4以上のキーになるとRUBYの発声が途端にチープになるのは前回からの経験でもう判っていたので、予め低めを想定して書いたんだけど、ちょっと低くし過ぎたかもしれないな(笑)。そうそう、いつもは基本に忠実に、コーラスの部分で最も高い音域を奏でる様にしていたんだけど、今回は敢えて逆にしてみたんだ。なかなか面白い感じになったと思う。

この曲はあくまでソロプロジェクト用として考え付いたものだけど、ULTIMATAでやっていてもおかしくないフィーリングがある。もしHAROが戻った来たら是非歌ってもらいたいよ……。

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